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営業キャッシュフロー計算ツール|営業CFの計算式と見方

税引前利益と運転資金の増減、または営業収入と営業支出を入力して、営業キャッシュフローを無料で計算できます。営業CFマージン、直接法・間接法の考え方、プラス・マイナスの読み方も確認できます。

営業キャッシュフローを計算する

入力例を表示しています。決算書や管理資料と同じ期間・同じ範囲の数値に置き換えてください。

決算書の調整項目を使う場合は間接法、現金の受取・支払を集計している場合は直接法を選びます。
利益を起点にする間接法の入力です。赤字の場合はマイナスで入力します。
現金支出を伴わない費用のため、間接法では加算します。
売掛金などの増加はプラスで入力すると、計算時に差し引かれます。減少はマイナスです。
在庫の増加はプラスで入力すると、計算時に差し引かれます。減少はマイナスです。
買掛金などの増加はプラスで入力すると、計算時に加算されます。減少はマイナスです。
引当金やその他の営業活動に関する調整を合計します。加算はプラス、控除はマイナスです。
入力すると、営業CF ÷ 売上高 × 100で営業CFマージンを表示します。

計算結果

入力例の結果プラス

営業キャッシュフロー(営業CF)

2,200,000円

計算方法
間接法
営業CFマージン
22.00%
売上高
10,000,000円

税引前利益 + 減価償却費 − 売上債権増加 − 棚卸資産増加 + 仕入債務増加 + その他調整 = 営業CF 2,200,000円

営業CFはプラスです。本業から現金を生み出している状態ですが、利益の質や売上債権・在庫の増減も合わせて確認してください。

営業キャッシュフローの計算式

間接法:営業CF = 税引前利益 + 非現金費用 − 運転資金の増加 + その他調整

直接法:営業CF = 営業収入 − 営業支出

営業キャッシュフローは、商品やサービスの提供など、本業の営業活動によってどれだけ現金が増減したかを表す指標です。利益が出ているかだけでなく、売上代金を回収できているか、仕入や人件費を支払った後に現金が残っているかを確認できます。

間接法では、損益計算書の利益を出発点にして、減価償却費のような現金支出を伴わない費用や、売掛金・在庫・買掛金などの運転資金の増減を調整します。売上債権や棚卸資産が増えると、帳簿上の売上や在庫が先行して現金が出ていくため、営業CFから差し引きます。仕入債務が増える場合は、支払い前の仕入が増えた状態として営業CFに加算します。

このツールの間接法は、入力した増減額を「増加はプラス、減少はマイナス」として扱います。社内資料が最初から営業CFへの加減算後の符号で管理されている場合は、二重に符号を反転させないよう、入力項目の意味を確認してください。

営業CF計算の入力項目と符号

営業キャッシュフロー計算では、すべての入力を同じ期間・同じ会計範囲でそろえることが大切です。年次の利益に月次の売上債権を組み合わせたり、連結の売上高に単体の営業支出を組み合わせたりすると、営業CFマージンや比較結果が不自然になります。

入力項目増加・プラスの扱い減少・マイナスの扱い
税引前当期純利益利益をプラスで入力赤字はマイナスで入力
減価償却費費用の金額を0以上で入力通常はマイナス入力しない
売上債権の増減額増加は営業CFから控除減少はマイナス入力し、結果として加算
棚卸資産の増減額在庫増加は営業CFから控除在庫減少はマイナス入力し、結果として加算
仕入債務の増減額買掛金増加は営業CFに加算支払による減少はマイナス入力
その他の調整額引当金などの加算はプラス控除する調整はマイナス

直接法を選ぶ場合は、営業収入と営業支出をどこまで含めるかを決めます。営業支出をマイナスで管理している場合は、このツールの直接法では絶対額を正の数で入力し、営業収入から差し引いてください。

直接法と間接法の違い

直接法は、顧客からの現金収入、仕入先への支払い、人件費の支払い、その他の営業支出を分類して集計する方法です。現金がどこから入り、どこへ出ていったかが直感的に分かりやすい一方、取引を細かく分類できる帳簿や集計ルールが必要です。

間接法は、利益から現金の増減に直す方法です。利益と営業CFの差がどの調整項目から生じたかを確認しやすく、決算資料や管理会計の分析で使いやすい方法です。ただし、利益と現金の違いを理解せずに計算すると、売上債権の増加を営業CFへ加算するなど、符号を取り違えやすい点に注意します。

比較項目直接法間接法
出発点営業収入と営業支出税引前利益などの利益
向いている確認現金の入出金の内訳利益と現金の差の原因
主な注意点支出区分と集計範囲を統一運転資金の増減の符号を確認
このツールの入力営業収入 − 営業支出6項目の調整計算

営業キャッシュフロー計算の具体例

たとえば、税引前当期純利益が200万円、減価償却費が30万円、売上債権の増加が20万円、棚卸資産の増加が10万円、仕入債務の増加が15万円、その他調整が5万円の場合、営業CFは220万円です。売上高が1,000万円なら営業CFマージンは22.00%になります。

ケース計算の前提営業CF読み方の例
入力例利益200万円、減価償却30万円、運転資金調整あり220万円利益を現金化しつつ、営業活動後に現金が残っている
売上債権が大きく増加利益200万円、減価償却30万円、売上債権増加250万円マイナスになり得る売上計上に対して回収が遅れていないか確認
在庫が減少利益100万円、減価償却10万円、在庫減少80万円プラス方向在庫圧縮による一時的な資金増加か確認
直接法営業収入800万円、営業支出580万円220万円現金の受取と支払の差を直接確認

同じ営業CFでも、その理由は一つではありません。売上回収が改善した結果なのか、仕入支払を翌月へ繰り延べた結果なのか、在庫を処分した結果なのかで、次の経営判断は変わります。金額だけでなく、調整項目の内訳と前年同期からの変化を並べてください。

営業CFがプラス・マイナスのときの見方

営業CFがプラスなら、対象期間の本業から現金を生み出している状態です。ただし、営業CFがプラスだからといって利益の質や資金繰りが必ず安全とは限りません。売上債権の回収、在庫、仕入条件、税金、季節性などを分けて見ます。

営業CFがマイナスの場合は、赤字や粗利の低下が原因なのか、成長に伴う在庫・売上債権の増加が原因なのかを区別します。成長局面では先に仕入れや採用が発生し、一時的に営業CFが弱くなることもあります。一方、利益が出ているのに営業CFが複数期間マイナスなら、回収条件や在庫滞留、費用計上と支払い時期の差を詳しく確認します。

結果最初に確認する項目次の確認
継続的にプラス営業CFの源泉が利益か、運転資金の一時変動か借入返済、投資、配当後の資金残高
一時的にマイナス設備投資ではなく、売上債権・在庫の増加がないか回収・販売・仕入れの計画と翌期の戻り
利益はプラス、営業CFはマイナス売掛金、契約資産、在庫、前払費用請求条件、回収サイト、滞留在庫、返品
利益も営業CFもマイナス売上、粗利、固定費、支払条件資金繰り表と改善施策の実行時期

営業CF・FCF・利益・EBITDAの違い

営業キャッシュフローを他の指標と並べると、利益が現金になっているか、投資後に資金が残っているかを整理できます。指標ごとに目的が違うため、どれか一つを良し悪しの判定に使うのではなく、同じ期間で組み合わせてください。

指標主に見るもの営業CFとの違い
営業キャッシュフロー本業の現金収支運転資金や実際の回収・支払を反映
フリーキャッシュフロー営業活動後に投資を差し引いた残り営業CFだけでなく投資CFも含む
当期純利益会計上の収益と費用の差現金回収前の売上や非現金費用を含む
EBITDA償却前の本業の利益水準設備投資や運転資金による現金支出を直接表さない

営業CFの計算結果を企業価値評価や融資判断に使う場合は、会社の会計方針、連結範囲、特殊要因、借入返済と投資計画も確認してください。本ツールは初期分析用の計算であり、会計処理や専門家の判断を置き換えるものではありません。

営業キャッシュフロー計算の手順

  1. 期間と対象範囲を決める:月次・四半期・年次、連結・単体、全社・部門のどの数値を使うかをそろえます。
  2. 計算方法を選ぶ:利益と調整項目が分かるなら間接法、現金の受取と支払を集計できるなら直接法を選びます。
  3. 符号と単位を確認する:売上債権や在庫の増加はプラス入力して控除、仕入債務の増加はプラス入力して加算します。円・千円・百万円も統一します。
  4. 結果を比較する:営業CFの金額だけでなく、営業CFマージン、前年同期、売上債権・在庫・仕入債務の変化を並べ、現金化の改善点を探します。

数値を会議資料へ転記する場合は、計算方法、期間、入力単位、調整項目の範囲をメモしておくと、別の担当者が再計算するときも前提を確認しやすくなります。

計算時の注意点と限界

入力値はブラウザ内のJavaScriptだけで計算し、外部の計算サーバーへ送信しません。結果を保存・共有する機能はないため、必要な場合は社内ルールに従って記録してください。

営業キャッシュフロー計算のFAQ

間接法では、税引前当期純利益に減価償却費などの非現金費用を加え、売上債権や棚卸資産の増加を差し引き、仕入債務の増加などを加えて計算します。直接法では、営業収入から営業支出を引きます。

入力できる資料に合わせて選びます。利益と運転資金の増減が分かる場合は間接法、営業収入と営業支出を集計できる場合は直接法が使いやすいです。

一時点のマイナスだけで問題とは判断できません。成長投資ではなく、売上債権や在庫の増加、利益率の低下、回収遅れなどが原因になっていないか、複数期間で確認してください。

売上を計上しても代金をまだ回収していなかったり、先に在庫を仕入れていたりすると、利益より現金が少なくなります。間接法の売上債権、棚卸資産、その他の調整項目を確認します。

営業キャッシュフローを同じ期間の売上高で割り、100を掛けます。売上高を入力すると、このツールが営業CFマージンを表示します。

営業CFは本業の営業活動による現金収支です。フリーキャッシュフローは一般に営業CFへ投資CFを組み合わせ、投資後に残る現金を確認します。投資CFを含むかどうかが大きな違いです。

このページはブラウザ内のJavaScriptだけで計算します。入力値を計算用サーバーへ送信する処理はありませんが、利用端末やブラウザの管理は利用者のルールに従ってください。